情報



<とっておきの情報>

@漁村の夕食を食べよう!

        〜in プーリー(インド)〜

 プーリーでは、漁村のおばちゃん手作りの魚料理が食べられる。
 プーリーの海岸で日光浴をしながらプラプラとしているとき,漁村のおばちゃんに声を掛けられた。名前はジャグおばさん。(旦那の名前が「ジャグ」で、その奥さん。旦那は、ハッシッシーのやり過ぎで、3年前になくなったそうである。)
 おばちゃん曰く、「刺身とか、マグロとか家で食べないか?」とのこと。おばちゃんの小遣い稼ぎらしく、食べるところは、おばちゃん家である。かなり粗末な家でったけど、インドの低いカースト(たぶん)の家で食事をするのは貴重な体験でしょう。値段はちゃっかりの50ルピー。高い。でもまあ面白そうだから、頼んでみた。
 それで早速でてきたのは、エビと普通の魚達。「おばちゃん,マグロはどうした?」といいたいところだが、まあここはインドだ。しょうがない。お味の方は・・・・・、いたってシンプル。なんせただゆでて塩で味付けしただけである。だけど今さっき海で泳いでいたやつだから、「活き」は抜群によい。うまい。やっぱりインドで食べても魚はうまい。
 まあ、値段相応かどうかは、今一つ疑問だが、それでも体験を含めて総合的には、お勧めの内容である。面白いから、みんな食べに行ってください。

 ちなみに、できれば食事の用意をする前に家を訪ねるのがいい。漁村の人々と楽しいふれあいがもてる。私は食事を待つ間、ジャグおばさんのフランス人への恋文を代筆させられた。相手は、以前食事しに来てそのままジャグおばさんと何週間か暮らしていたらしい。あばちゃんが口で言った拙い英語を、私の拙い英語で一生懸命代筆するのだが、あばちゃんの言うことがこれまたかなり過激(あなたとまた○○○したい、忘れられない・・・等々)で困った。
 一体あれからおばちゃんの恋はどうなったのだろう。気になる。誰か会ったら聞いてみてください。連絡待ってます。


A物々交換をしよう

        〜in カジュラホ(インド)〜

 男女が性交している彫刻で有名なカジュラホでは、町全体で物々交換ができるぞ!(カルカッタの露店などでもできたが、町全体でできるのはカジュラホだけ。)
 カメラノフィルムや腕時計(アナログは高い、デジタルは安い)、ソーラー電卓などが人気商品だが、もちろんボールペンやライターでも交換できる。実際に100のボールペン1本で30ルピー(=約90円)。カメラノフィルム2つ=300円と125ルピー(約375円)のおみやげと交換できた。 
 現地の人との交渉はとても楽しいので、ボールペンやいらない腕時計を持っていって気軽にチャレンジしてみよう!

  ※ ボールペンは、国境(ネパールインド)で係官にくれなきゃ通さんと言われたりするし、子供にあげるととても喜んでくれるので、多めに持っていこう。


<旅のこぼれ話>

@ゴキブリ

 貧乏人の私は当然飛行機は安く行く。今回はビーマン・バングラディッシュ航空だ。これはただ安いだけでなく、おまけが付いている。ザ・ゴキブリだ!
 睡眠の時間になり、機内の電気は消されていた。窓側の席に座り、私は目を開けたり閉じたりウトウトしていた。とその時、薄暗がりのなかに、黒い物体がそろそろと動くのを見たような気がした。「・・・・・。」半分寝ている私には、即座にそれが何であるか分からない。すると、その黒い物体が、またソロソロと・・・・。

 「ピーコン、ピーコン」私の頭のなかで、非常事態発生のサイレンが鳴った。即座に私の明晰な頭脳から、体に指令が走る。壁に寄っかかっていた体を起こし、完全に見開いた高性能アイが物体に焦点を合わせる。・・・・・・物体の画像分析の結果,物体の正体はゴキブリであると確認。「緊急事態、緊急事態。高性能アイを自動追尾モードに合わせろ。」「了解!」

 ・・・・誰も知らない機内のなかで、ジョージ(奴の名前。たぶん。)とオレの高度な情報戦争がはじまる。
 「動くべきか、動かざるべきか。」「息を吹きかけてみるか?」「ライトをつけてみるか?」「手をたたいてみるか?」
ピー、カシャカシャ、ピー、ピー。私の脳型超高性能コンピューターが、猛烈な勢いでシミュレーション計算を行う。一つの間違えも許されない。 
高度一万メートルの上空で、にらみ合うオレとジョージ。シビアな、本当にシビアな男と男の戦い・・・・・。

 永遠とも思える数十秒が過ぎる。そうこうする内に,厳重な私の非常事態体制に気押されたのか、奴は進路を変える。「ジョージは12時の方向に進路を変えました。現在、前席の女性に接近中。」

 奴は、私の警戒ラインから退却していった。緊張がゆるむ。それと同時に、勝利の歓喜がこみ上げてくる。
 「勝った。勝ったんだ。しかし敵ながら、しぶとい奴だった。ジョージよ。おまえのことは、きっと忘れない。」
私は、薄暗い機内のなか一人でニヤニヤとした。誰も知らない男と男の戦いの,勝利の味をかみしめながら。

 しかし、前席の女性は、ジョージの存在に気づかない。もうとっくに彼女の警戒ラインは越えているはずだ。
 おそらく、彼女の動体感知装置の機能が低下しているに違いない。 


・・・・ジョージは、彼女をしとめた。     哀れ。


A価格

 インドでは商品に希望小売価格が書かれているのではなく、これ以上では売っては行けないと言う上限の価格(Max Retail Place)が書かれている。すぐ高い値段をふっかけるインドらしくて面白い。

Bインド名物ラッシーの作り方

 私はカルカッタの有名な?ラッシー屋(Maan Singh Lassi Shop:場所は、Blue Sky Cafeの近く。)のラッシーにはまってしまい。、一日に何杯も飲みに行った。そしたら、店のおじちゃんと仲良くなってしまい、とうとう秘伝のラッシーの作り方を特別に伝授してもらった。私が、正式な継承者である。

 そして、継承者の使命として、日本にこれを広めるため、この秘法を今ここに公開する。

<用意する材料>
ヨーグルト(Curd) 150g
ミルク 50g
砂糖 大さじ1杯
100〜150g


 これを混ぜ合わせてゴリゴリする。ミキサーも可だが、やっぱりボウルと棒でやるのがインド風でよい。氷が砕けたら”秘伝ラッシー”の出来上がりである。

 インドと日本のヨーグルトは水分と味が微妙に、かなり、違うのであまりうまく行かないが、ラッシーはこれからの季節にぴったり。挑戦してみよう。




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