国内事情

出国と入国

シリア、ヨルダンともビザが必要。
パスポートは有効期間が6ヶ月以上あればいい。(シリアのシングルなら3ヶ月)
ただし、イスラエル入国歴があると、シリアのビザが取得できない。イスラエル入国印をパスポートではなく、別紙に押してもらえばOK。ぼくはイスラエルに行った後に、パスポートが切れたので助かった。 「イスラエル入国歴はNO」でビザを申請したら、難なく取得できた。
シリア−ヨルダン間は、タクシーかバスで簡単に通過できる。ダマスカス(シリア)→アンマン(ヨルダン)で、タクシー1台2,000円程度。同じ方向の人を捜すといいと思う。

空港

夜を空港で過ごすことはできるが、快適ではない。できればホテルに向かいたい。
出国税がかかるので、お金は残しておくこと。シリアが200ポンド(約500円)、ヨルダンが10JD(約1,700円)

通貨

  <シリア>
シリア・ポンド(S£)。
1ポンド=約2.4円(01年9月初)
空港の換金所でドルのT/Cが使えず困ってしまった。
紙幣は、1,000ポンドや500ポンドがあるが、実際使うのは以下の単位。
  紙幣 100ポンド、50ポンド、25ポンド、10ポンド
硬貨はあまり使わないと思うが、バクシーシのためにいくらか必要。
写真は上から100ポンド、25ポンド。
下段左からは2ポンド、10ポンド、25ポンド。







 

<ヨルダン>

ヨルダン・ディナール(JD)。

1JD=100ピアストル=1,000Fils=約170円(01年9月初)

ピアストルとFilsの使い分けがわからず、コインを選ぶのに慣れることが必要。

単位が日本円で大きいので、紙幣を持つことはあっても、使うことはあまりない。

また、シリアとの単位差が大きいのでお金使いが荒くならないように注意が必要。

写真は左上から50Fils、50Fils(別タイプ)、100Fils。

中談左からは5ピアストル、10ピアストル。

下段左からは1/4JD(25ピアストル)、1JD、1JD(別タイプ)。

正直言って、単位が3つあるくせに、対して使い分けする必要性を感じないため、使いづらい。また、5JD、10JD、20JDの紙幣が財布に入ることが多い。

気候

9月初めはかなり暑かった。ただ、ヨルダンでは10月になると雨が降り、12月には雪が降るという。(タクシードライバー談)
カラッとしているので、じめじめした汗はかかないので、過ごしやすい。
日焼け止めをしても結構焼ける。
日陰に入れば、扇風機があればそれだけで涼しいのは、湿気がないからだと思うが、寝るときはのどを痛めないように気をつけたい。
洗濯物は部屋の中でも、1日もかからず乾く。

雰囲気

中近東の雰囲気そのもの。スークの喧噪と、乾燥した空気に砂埃。
人々は陽気でよく話しかけてくる。ただし、エジプトと違って誠実に接してくれる。
ぼろうとしないし、いい意味で定価がしっかりしていて、だまされることも少ないと思う。ただし、あまり気を抜かないこと。
帰国の際には、宿泊した宿のレシートと、訪れた先の証拠(チケットなど)を日にち順にまとめておくといい。
シリアは、パルミラよりクラック・デ・シュバリエという遺跡の方が印象的だった。好みによると思う。
ヨルダンは、やっぱりペトラ。両国とも遺跡がやはり魅力的だと思う。
ヨルダンには、イスラエル同様、死海、紅海があるが、イスラエル側から入る方がきれいで、整備されていてきれいだと思う。
シリアは、1.5リットルのペットボトルしか売っていないのに、水を持ち歩くのに困ってしまう。
日本で500ミリリットルの水でも買っていった方がいいと思う。

交通機関

移動は基本的にバス。シリア、ヨルダンともバスの値段は安い。
タクシーをハイヤーしても安いが、一人で時間があるなら、同じ目的地の人を捜して、乗り合いタクシーを探そう。
現地のバスターミナルはアラビア語ばかりで、どこにどこ行きのバスがいるのかよくわからず、聞き歩いた。

宿

両国とも、500円〜1,000円で個室に泊まれる。屋根の上なら200円くらい。
ダウンタウンにホテルが並んでいるので、探せばどこかしら見つかると思う。
シリアの旧市街にはホテルがなかった。ここもイスラエルとの違い。

電話

両国ともテレホンカードを使う。通常通り、00+81+市外局番(0を除く)+電話番号。高いと思う。500円で5分くらいしか話せなかった。

郵便

郵便局かハイクラスホテルの売店で買うことになる。
シリアでは切手を買わなかったのでわからないが、ヨルダンは200Files(約35円)。

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