イスラエルまでの時間
11/20(土)
朝6時起き。前日は当然仕事だったが、11時成田発なので、9時前には空港に到着すべく余裕を持って起きた。眠い。2ヶ月前からの風邪は結局治っていない。イスラエルで治そう。
父に空港まで送ってもらう。 KLM(オランダ)が遅れている。「いつ出発するのだろう」と思ったが、予定どおり出発してもオランダでのトランジットが約4時間。ここでの遅れは何の意味も持たない。
11時間のフライト。長いと思いきや、あっという間だった。機内での「ハムナプトラ」の上映も1時間くらいにしか感じない。以前イギリスに行ったときはものすごく長く感じたものだが、社会人になって時間感覚が変わってしまったのだろうか?少なくともいいことではない。
オランダのスキポール空港で乗り継ぎの便(イスラエル行き)を確認。「E6」ゲート。出発1時間前の搭乗まで3時間ほど時間をつぶすことになった。INFORMATIONで色々話を聞こうと思ったが英語が出てこなかった。もともと低下しようのない程度の英語力だったのに・・・と思ってショックを受けた。10日で何とかするしかない。空港内でマックを見つけたが「旅先でマックはないだろう」と思い、他を当たるが、どこも仰々しく結局マックにした。ドルで払うとギルダーでお釣りが返ってきた。いらない。
テルアビブ(イスラエル)行きのチェック。イスラエルは入国も出国も審査がやたら厳しい。テロ防止のためである。特にぼくのような甘い考えの旅行者はテロの道具として利用されやすく(カバンに爆弾を入れられるなど)、そのためチェックも厳しい。「何しに行くのか?」「なぜイスラエルを旅先に選んだのか?」「荷造りは誰がやったか?」「いつ荷造りしたのか?」「初日の宿は?」「イスラエルに友人はいるか?」など何度も同じ質問をされる。が久々の英語に聞き取れない言葉も多く、うまく説明できない。オフィサーが不安そうに僕を見つめる。偶然同じ便で旅行している二人の日本人(MさんとSさん。学生かと思っていたが、数日後再会したとき年上だと聞いてびっくりした。)に手伝ってもらって何とかくぐり抜けた。Sさんの方は中東の一人旅に興味があるらしく、英語も堪能だった。
オランダからイスラエルまでの6時間は、機内食も断ってひたすら寝た。飛行機でこんなに寝たのは初めてだった。タクシーで、日本から予約してあった宿「ゴードンINN」まで行き、シャワーを浴びて3:45。すぐ朝だ。とはいえこれ以上眠れるのだろうか?国内事情がよくわからないので、一泊46ドルの宿をとっておいた。バスタオル石鹸付で、シャワーもトイレも部屋の中にある、この旅最高のホステルであった。ベットも4つある。とにかくショックショックの初日であった。