ニューデリーと飛行機

12/12(火)

 朝8:30起床。17:00発のムンバイ行きの飛行機までニューデリーをぶらぶらすることにした。いくつかの名所はあるものの、特に魅力的に思える場所はなく、割り切って観光をやめにした。とにかくカバンを背負ってをぶらぶら。

 そうはいっても、コンノートプレイス(円形状のマーケット街)には行こうと思って歩き出したが、それなりに遠く、いろんな店でつまみ喰いをしているとお腹が張ってしまった。小汚い店で入ったトイレはボットン式で、水も紙もない。階段下の物置を無理矢理トイレにした感じだった。手持ちのティッシュがあって助かった。

自然と時間は経ち、空港へ向かうことにしたが、運転手がチップチップとうるさい。インドはチップがないと聞いていたので、かたくなに断った。結局、片山が1$挙げた。片山は「くれと言われてあげるのは嫌だけど、お世話になったと感じた以上、気持ち分はあげたい」と言った。片山とはもう13年の仲だが、改めて優しい人だと思った。

 飛行機は17時発。18:55着。次の飛行機は19:30だった。しかし。。。出発が遅れて到着は19:35分!「終わった」と思いつつも乗り場へと急いだ。時、既に遅し。乗りたかった飛行機は発った後だった。困り果てて、朝一の便に交換してもらおうと思って、空港内のオフィスまで行ったが、夕刻便は夕刻便にしか変えられず、キャンセル(返金)もデリーの代理店じゃないとダメだといわれてしまった。困った・・・とりあえずここにいても仕方がないので、アウランガーバード(アジャンタ、エローラ石窟をまわるための拠点として宿をとる予定の町)まで行こうと、空港内の旅行代理店と話してみた。

 交渉の末、結局、航空チケットは現地(アウランガーバード)で払い戻せることとなり、そこまでタクシーで行くことにした。夜9時に出発して超長タク。結局到着まで12時間かかった(翌朝9時到着)が、飛行機(56ドル)よりも安く、一晩宿代が浮くことを考えれば、悪くはない。タクシーは走り出せば快適だったが、寝方に困った。首が痛いし、お金がなかったので暖房もつけずに夜中を走り抜けた。インドは暑い。そういう既成概念を吹き飛ばすくらい寒い。本当に凍えていた。せめてもの救いは、いつも旅行に持っていくダウンコートだった。エジプトでも冬には雪が降る。夜はどの国も寒いものだ。

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