アーグラーへ
12/11(月)
朝6時起き。ミルクティがやけにおいしい。旅行代理店でチャーターした車でアーグラーへ4時間もかかった。お腹、体は万全だ。
「ハイウェイ」と運転手が言う一本道は、事故(ほとんどが自損。溝に落ちたり、横転したりしている)が多く、100メートル程ごとに反対車線を行き来できるようになっている。つまり、事故があれば反対車線を走れるわけで、何の交通整備もなく車が逆走してくるのは慣れるまでかなり怖い。クラクションは「ハロー」と言っているかのように、通り過ぎる車に連発する。それを受け入れるかのように、ほとんどすべてのトラックの後ろには「PLEASE HORN」とか「BLOW HORN」と書かれてあった。車線変更もスピードも自由自在の無法地帯ゆえであろう。
道ばたでは牛が生き倒れている一方で、人が野グソをしていた。
地図で見るとアーグラーへは1時間もあれば着きそうだが、そうはいかない。ヨーロッパがひとつ入ると言われるインドは本当に広いんだと思った。
アーグラー城(レッドフォート)に着いて「4時まで待ってて」と運転手に言うと「そんなに待てない」とわがままを言う。「ボスに『自由に計画していい』と言われたから電話してごらん」と伝えて、まずは2時まで待たせてアーグラー城へ。
城自体は普通だった。大理石の壁は高級感を醸し出していたが、これと言った美しさは今までに見た遺跡の感動に及ぶものではなかった。ただ、建造された時代が新しいだけに、排水整備が整っていて少しびっくりした。また、ここから見えるタージマハールは美しく、シャー・ジャハーン帝のお后への愛の深さを感じることができる。
しかしタージマハールはなんと月曜日は休館。いい加減な予定をたてたツケがいきなりこんなところで・・・
仕方なくリキシャ(自転車+人力車)でアーグラー城を一周して、5ルピー(12円)。埃が目に入って痛かった。
再び車でデリーへ4時間。それほど中身は濃くない一日だったが、疲れ果てて日記もその日に付けられずベットで眠り込んでしまった。