情報



<お勧めスポット>

@シャーロックホームズ博物館

 シャーロキアン(シャーロック=ホームズの熱狂的ファン)必見!!シャーロキアンでなくても、小学生の時みんなが江戸川乱歩を読んでいるなか孤独にシャーロック=ホームズを読んでいた人(僕は江戸川乱歩シリーズのあの毒でもしみてそうなおどろおどろしい表紙が怖くて江戸川乱歩は読めなかった),NHKでやっていたホームズのドラマが好きな人にもお勧めです。
 あのベーカー街221Bのホームズとワトソンが共同で住んでいたあの部屋が再現されてます。ベーカー街へ行けば入り口のところにスコットランドヤードの格好をしたおじさんが立っているのですぐわかります。2階のホームズの部屋には様々な事件にでてきた懐かしの品々が並んでいます。ホームズのパイプを手に持ち、帽子をかぶって暖炉の前で記念撮影もできます。一人できた人はハドソンさんの格好をした案内の人(ただしハドソンさんよりかなり若い)にシャッターを押してもらいましょう。3階はおみやげやさんになっていて何かものを買うとホームズの名刺をもらえます。
 ちなみにベーカーストリートのタイルにホームズの横顔のシルエットが描いてあるのでチェックを忘れないように。

A夜の観光名所

 昼のロンドンもいいですが、夜になるとまた違う顔を見せてくれます。ビッグベン、ロンドン橋、ウェストミンスター寺院がお勧め。ライトアップされたロンドン橋は昼間よりずっと神秘的で、僕が言ったときはたまたまガイ・フォークス・デイの近くだったから遠くで打ち上げ花火が上がるのが見えてすごくきれいでした。ウェストミンスター寺院の中からの光があったたステンドグラスも非常にきれいです。

B美しい田舎の町

 イギリスに行ったらぜひ田舎に行ってください。僕はコッツウォルズ地方に行って来ました。ビクトリアコーチステーションからコーチで2時間ぐらいでチェルトナムまで行きます。チェルトナムは白いテラスが続く大通りがあって、花のきれいな公園がある中ぐらいの大きさの町です。そこのインフォメーションで自分の日程にあった小さな村を勧めてもらいましょう。僕はそこからローカルのバスで一時間くらいのところにあるボートン・オン・ザ・ウォーターとストウ・オン・ザ・ウォールドに行きました。どちらの村にある建物も黄色い石でできていて、気温が低くても何となくあったかい感じのする町です。ボートンの中心には小さな小川が流れていてアヒルがたくさんいます。ストウは村の中心から5分ほど歩くと大パノラマがみられます。これは無茶苦茶感動します。馬や羊が放牧されている一面緑の草原、遠くの山々、大空に浮かぶ雲が態様の動きや天候の変化によって様々な表情を見せてくれていくらみていても飽きません。特に夕暮れ時は最高です。田舎の村では人も空気ものんびりしてて安らかな気分になれます。 都会の空気に疲れたらぜひ訪ねてみてください。
 ちなみに、これらの村は小さいのであまり部屋がなく、特にシングルはほとんどないので注意してください。チェルトナムでは宿が取れるのでそこから日帰りの行っても良いと思います。

C公園

 イギリスは雨ばかり降ってます。もし晴れた日があったりそれは公園日和(びより)です。どこでもいいですから公園に行きましょう。お勧めはセント・ジェームス・パーク。大きな池がありそこにはたくさんの鳥たちがいます。体中に鳩がとまっている鳩おじさんもいます(ヒッチコックの「鳥」を思い出させます)。かわいいリスもたくさんいます。時間があったらベンチや芝生の上でただぼーっと日なたぼっこをすると良いです。とても幸せな気分になれると思います。


D衛兵交代、ホースガーズ

 この二つを見ずしてイギリスは語れません。衛兵交代は一日おきにやるので日程はチェックしておきましょう。ホース・ガーズ・パレイドの広場でホースガーズの交代を途中まで見て、ザ・マル通りを衛兵達の行進と一緒にバッキンガム宮殿方面に向かうと両方が一日で見られます。しかしバッキンガム宮殿前の交代のシーンがしっかり見たい人はバッキンガム前に1時間前ぐらいから並んでください。僕は衛兵達と一緒に行進する方を勧めますけど。

<豆情報>

食事について

 イギリスの料理はあんまりおいしくありません。ローストビーフも味付けがいまいちだし、フィッシュ・アンド・チップスも油っぽくてあまり食べれません。旅行中あまり食事をとらなかったせいか、5キロもやせてしまいました。ダイエットしたい人にはイギリスはもってこいです。
 どうもイギリス人はしっかりと食事をとらないで間食を多くしているみたいですね。いたるところに果物屋やサンドイッチ屋があって、皆電車やバスの中で食べたり,歩きながら食べたりしてます。そういうことをしても品がないとが思われないようです。町中をリンゴをまるがじりしながら平然と歩けるようになったらあなたもロンドンっ子です。

狂牛病について

 イギリス人はあまり気にせずバクバク牛肉を食べてます。僕も何回か食べたけど、今のところ(多分)正常だと思います。まあ避けるに越したことはないでしょう。

宿について


 僕は日本から宿は一つもとらないで行ったのですが、結構宿探しには苦労しました。考えていたより宿代は高いし、シングルはなかなか空いてもいません。(地球の歩き方ロンドンに載ってるところはうまってることがほとんどだし、値段もかなりいいかげんで相場はあの本より高い。)週末は特にひどいです。もしロンドンに着くのが夜遅くなるのなら日本からとったほうが安くすむかもしれまぜん。僕は10時ぐらいにロンドンについて、ヴィクトリアステーションのトーマス・クックで部屋を探してもらったら£60の部屋しか空いてなく、手数料を£5もとられました。夜遅くないにしても部屋探しには結構時間をとられるので日本からとってくのも悪くないと恩います。宿探し自体は結構面白いけどね。
 僕が泊まったなかでお動めなのはゴールデンスターホテル。すごい名前ですね。かなり名前負けしてます。シングルは空いてなくツインに£30でとまりました。部屋に行って見るとごみ箱が4つも置いてあって少し変だなと恩ったけどそのまま出かけて、夜になって帰ってくると雨漏りしてるんですね、これが。そればごみ箱じやなくて、雨漏り受けだったんです。シャワーもやたら熱いお湯か冷たい水しか出ない極端なやつ。かなりブルーになって一夜を明かしました。次の日に出てきた朝食もかなり悲惨で、皿の底に汚れがこびりついて食べる気がしまぜん。もう二度と泊まるもんかと思って宿を出たのですが、3日ほどたってなかなか宿が見つからないときにもう一度行って見ると予想通り空いてました。その特は日本人と部屋をシェアしてもらって£25で済んだんだけど。この話には後日談があって、日本に帰ってから体中に赤いぼつぼつか出来て、医者に行ってみたら「たぶんダニですね。」と言われました。多分、恐らく、大方、犯人はこのホテルでしょう。タフでワイルドな旅を演出したい方は是非どうぞ。でもここのおじさんとおばさんは笑顔のかわいい良い人でした。(いちお一フォロ ーしておこう。)
  ほかに泊まったところでほチェルトナムのYMCAが本当に良かったです。清潔だし、一泊£17だし。西条秀樹が「♪すばらしいYMCA」と歌っていた意味が始めて分かったような気がしました。しかしここの紙コップの飲み物の自動販売機は安いけどすごく味が薄くて飲めるものではありまぜん。買わないよう気を付けましょう。

天気について


  ほんとに南ばっかり降ってます。夏目漱石や牛たちが狂うのも分からないでもありまぜん。テレビの天気予報でイギリス全土に雨のマークがついてた特には思わず笑ってしまいました。僕の帯在中も7割ぐらいの日が雨でした。しかし雨といっても霧雨がほとんどですが。イギリス人はうわさ通り傘をあまりさそうとしません。うわさを聞いて信じている外国人のために気を使っているのかと思うほどです。雨をほかの何か、体にいいものと勘違いしているようにも見えます。皆がさしていない中、一人で傘をさすと歩くときのじゃまにもなり勇気がいります。もし濡れたくない人はポンチョを持って行くと良いです。

アエロフロートと経由地モスクワについて


  かなり危ないといううわさもあるアエロフロート。でもサービスは特に悪いことはないです。けれども機内食はかなりまずく、映画はロシアのわけの分からないアニメをやるし、毛布がなかったので持ってきてくれるように頼むと予備はないと言い張り結局持ってきてくれなかったし、着陸もかなりあらっぼかったです。ああ、そういえばこ一いうのをサービスが悪いというのか。モスクワでは一時間ぐらい待たされました。とても薄暗く、寒い空港です。土産屋にはウォッカと木の人形(ゴルバチョフを割ったら中から小さなエリツィンが出てきて、それを割ったらさらに小さいレー二ンが出てくるっていうあれです。〉ぐらいしかない。どうもロシアの景気は良くないようです。 

地下鉄について


 地下鉄は非常に乗りやすい。安くて、治安もいい。路線ごとに色分けされてて乗り換えもしやすい。割とすいてる。良い事ばかりです。地下鉄の通路にはいろんな洒落たポスターが貼ってあって面白いです。ギターやバイオリンを弾いているパフォーマーが結構います。池下鉄のなかの吊輪ならぬ「吊玉」も必見です。

二階建てバスについて


 やっばり是非乗りたいのがダブルデッカー。二階からの景色はなかなかです。いかにもイギリスに来たな一という気分にさせてくれます。しかしどこを走ってるのか非常に分かりづらい。もちろん日本のバスのようにバス停ごとにアナウンスが流れたりはしない。自信のない人ほ逮転手さんに目的地に着いたら教えてくれるよう頼んでおきましょう。無愛想な人が多いが、しっかり教えてくれます。

町並みについて


イギリスの町並みは非常に整っていて美しいです。極端に高いビルや現代的なビルはなく、町並みは統一感があります。古い町並みを残そうという市民の意志が強いのでしょう。緩くカーブを描いた道に沿って、同じようにカーブした建物があるのでお見逃しなく。

治安について


ロンドンの治安ば非常にいいです。夜になったら日本より1.5倍くらい警戒すれば十分だと思います。

トレインスポッティングについて

 僕は旅先では必ず映画を見ることにしてます。映画館で映画を見て始めてその土地に自分がなじんだような気分になれます。今回選んだのは「トレインスポッティング」。Time Out誌で調べて、ピカデリーサーカスでみました。イギリスが舞台の映画をイギリスでイギリス人に囲まれて見ていると少し不思講な気分になりました。言葉は分からないとこが多かったけど、結構楽しめました。イギリス人も“Shit!Shit!’と大喜びしてたので、みなさんも是非見てください。
 イギリスの映画の料金は日本とあまり変わらない感じです。ピカデリーサーカス周辺には映画館がたくさん有ります。暗闇になるので女性一人で行くのはやめといたほうがよいでしょう。
 ちなみに僕は、イギリス映画では「さらば青春の光」、「時計仕掛けのオレンジ」が好きです。イギリスに興味がある人ば必ず見てみてください。

ゲーセンについて


 旅先で必ず行くものの一つがゲーセン。どうもこの場所はどこでも非常に似通っています。1ゲームは£1なので割と高いです。イギリスでもストリートファイターや鉄拳2がやられてるのを見ると日本のゲームの水準は非常に高いのがわかります。

礼儀正しいイギリス人について


 イギリス人はきちんとしている人が多い。エスカレーターでば皆右側に立つし、ドアは次の人が来るまでかならず押さえる。道を聞くと親切に教えてくれる。切符の自販機の前に列を乱さずに並ぶ。散歩中の犬もきちんとしてます。見習うところが多いです。
 

変なイギリス人ついて


 変な人も多いです。すごい髪型の人、コートの下にビキニを着て歩いてる人(かなり寒そう〉、柔道着を着て歩いてる人(ギャグなのか、それともお洒落のつもりなのか)、電話ボックスに爆竹を仕掛ける子供、コンドミニアムにいた夜中にブリーフー枚になって、暗闇のなかでベットの上に立ち上がり、体をぼりぼり掻いている人(すごく怖かったです〉、トラファルガー広場にいた勝手に写真を撮って日本に送ってやると言って金を取ろうとするじ一さん(恐らく詐欺です。だまされないように。)、ヴィクトリアコーチステーションにいた「オハヨウゴボウネイズ」と挨拶してくる切符売のに一さん(「おはようございます」と言ってるつもりらしい。僕は親切な人間だけど、あまりやさしい人間ではないので、にこやかに「おはようこぼうねいず」とひらがなで挨拶を返した。)。どこにでも面白い人はいるもんです。 
 

道路の横断について

 イギリス人はすきがあれぱ信号が赤でも、信号のないところでも道路を横断します。太い道路では中央分離帯で一度待機してでも渡ろうとします。車が来てないのに何で待つ必要があるんだ、横断歩道がなくても渡りたいところで渡れぱ良い、轢かれたらそれは自分の責任だという合理的な考えに基づいているのでしょうか。子供連れのお母さんが号令をかけて家族みんなで一遍に渡ったり、老人までもが渡ろうとするのを見ると何でそこまでして渡るんだという気がしますが。でも不思議に事故は起きないらしく、うまくいってる様です。日本に帰ってからも僕はこの習慣をしばらく続けていましたが、僕に釣られて飛び出した人がクラクションを鳴らされることが何回かあったので、その人が轢かれて僕のせいにされると困るのでやめました。
 

<最後に>


 書き続けると大学ノート3冊ぐらいになりそうなのでこの辺でやめます。特にタフでワイルドでマッチョな出来事もなく、ロマンスもない平和で静かな旅だったと思います。でもいろんなイベントやハプニングだけが旅行ではありません。静かに異国の雰囲気を楽しみ、その国のことを考え、その国の人のことを考え、日本のことを考え、自分の周りの人のことを考え、自分自身のことを考えるのも旅行の一つの形だと思います。特にイギリスの良さはイベントよりも、古い町並みや、赤い電話ボックスや、公園の日向ぼっこや、地面に積もった落ち葉や、朝の冷たい空気のなかの散歩や、歩きながら食べるりんごや、映画館の暗闇や、降り注ぐ雨や、道を教えてくれたおじいさんの笑顔のなかにある様な気がします。そこからいろんなこと考えさせられる、イギリスとはそんな国だと僕は思います。
 もしここまでしっかりと読んでくれた人がいたら心から感謝します。ひょっとしたら間違った事や人に迷惑をかける様な事を書いてしまっているかもしれないので、気付いたら指摘してください。そのほかにも質間や感想があったら喜んで受け付けます。僕の情報がどれだけ役に立つか分かりまぜんが、これを読んで、こんな普通の人でも海外に一人で行けるんだと考え、旅行に行きたくなった人が一人でもいれぱ幸いです。





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