情報



<お金と飛行機と宿の話>


通貨・両替について
ケ ニ ア  :ケニアシリング・Ksh (1ドル=約53Ksh)
タンザニア  :タンザニアシリシグ・Tsh (1ドル=約605Tsh)
ザンビア   :ザシビアクワッチヤ・Zkw (1ドル=約1290Zkw)
ジンバブエ  :ジンバブエドル・Z$ (1ドル=約10.7Z$)

 東アフリカにおいては、直接日本円から現地通貨には交換できない。どうしてもという場合には、一度アメリカドルに交換してからの両替となるので手数料がひどく高くつく。しかも両替してくれるのはかなりまれ。ナイロビでも数店可能か?というところ。他国の首都やモンパサ、ザンジバルといった都市でも可能性は低い。トラチェについても必ずアメリカドルのものを。また、アメリカンエクスプレスの窓口はナイロビでも一箇所だけであったような気がする。できればトーマスクックのトラチェを。カードの普及はキャッシュ王国の日本と同程度。理由は明らかに異なるが。今回の様に一人で数か国を回る場合には、両替するタイミング・量が難しい。レートは1ドル紙幣よりも100ドル紙幣の様な高額紙幣の方がよい。だが、2〜3日しか滞在しないような国で100ドルも交換してしまうと、使いきるのに苦労する。できれば10ドルと50ドルの紙幣を多く持つようにしたい。


〈飛行機〉
 日本は世界的にみても航空券の価格は高い。そのため今回の旅では途中のタイ(ちなみにカオサン通りSan Express)で航空券を買い足すことにした。突然の円高で1ドル=125円)、ほとんどその恩恵は受けられなかったが。同じものに乗るのに、こっちと向こうで値段が違うなんておかしな話だ。アフリカ大陸でも航空券の価格は違ってくる。北から南へ行くより、南から北へ上がる路線の方が値段が安い。また購入する場所も南のほうが安く買える。例えぱナイロビ〜ハラレ間の片道では、ナイロビでナイロビ発のチケットは約380ドルするが、ハラレでハラレ発のチケットを買うと約310ドルとなる。

 なおジンバブエでは国際線の航空券をカードかトラチェで支払えば、免税となり15%引きになる。その他タンザニアの国内線には学割があったりするので注意したい。また、当然日本までのチケツトも安い。ビジネスクラスの往復で1500ドルをゆうに下回るとか。

 現在ウガンダを除く東アフリカ各国へ入るにはビザが必要。いずれも日本にある各国の大使館等で取得が可能。現地においても、大使館・領事館で同様の手続きで取得が可能。国境でも取れることがあるが条件は一定でなく、出入国事情は変わりやすい。もっとも現地の人間は、手続きに時間をとられている私たちを尻目に行ったり来たり。

 闇両替やみやげ売りは自転車に乗って、国をまたいで追いかけてくる。気をつけなければならないのは、取得する場所と申請する滞在日数。ビザにかかるお金は取得する場所によって異なる。タンザニアについていえば日本では写真2枚・3250円、ナイロビでは写真2枚・26ドル、国境ナマンガではなにもいらない・10ドル。ただ国境では30ドル取られたり、2ヶ月申請したのに2週間のトランジットビザしかくれなかったりとトラブル多い。また申請する滞在期間は長ければ長いほどいい。滞在予定日数に3日と予定を書いてしまうと3ヶ月間でも同じ料金なのにその分のビザしかくれない。1週間しか滞在しないつもりでも気が変わったり、なにかのトラブルに巻ぎ込まれる怖れがある。これはむこうではよくあること。ホントに。現地の大使館で取る場合には発行日にも注意。上述の例では各々申請の翌日の午後以降、翌日、すぐ、と様々。

私のザンビアのビザの場合、ナイロビでの発行は火曜日と木曜目の週二回。私は木曜日の午前中に申請したので、その日の午後には発行してくれたが、金曜日の申請では4日間も待たされることになる。ナイロビに3日以上滞在するというのは、はっきりいって苦痛。また、ケニアのビザはタンザニア・ウガンダからの再入国の場合(厳密には両国への出国滞在)に限り、ビザの滞在期間が残っていれば新たに取得する必要はない。一度出国し再びケニアに戻る予定があれば、あらかじめナイロビのニャヨハウスで再入国ビザ(15ドル)を取得するべきである。私はそれを怠ったために戻ってきたナイロビ空港でさんざん待たされた上に、30ドル払う羽目に。確かに入国審査のおじさんはケニアのビザが残っているのを目にし、私にどこから来たかを問うたが、ハラレ発リロングウェイ(マラウイ)経由の飛行機から降りたばかりの私にはタンザニアとは答えられなかった。


 宿   一泊:(東アフリカ):300〜600円
         (ジンバブエ):500〜1000円
           *私が利用したのはどこも安宿といわれる部類。
食べ物 一食:(東アフリカ):100〜250円
         (ジンパブエ):300〜500円

 東アフリカ各国の鉄道は外国人プライスをとっている。タザラ、ザンビア国鉄ともに現地の人の約2倍の料金設定。1等と2等の価格の差はそれほどでもないので、お金に余裕のあるときにはそちらもおすすめ。設備は随分良くなる、と思う。

 バスの料金は基本的に距離と大きさ(大型・マイクロ・ハイエースタイプ等)が、一応の目安になる。ケニアの大型長距離バスでは1kmで1Kshが目安。タンザニアの大型ローカルバスは1kmで12Tsh。また、小型のバスでは荷物料をとられる時もある。一人で旅しているときは両替したお金を遣い切るのに苦労した。
 国境を越えるときは、闇両替と仲良くしたり、食料を買いだめしたりして大変だった。実際にこのル一トで使う移動費・宿代・食料費はタンザニア・ザシビアで35〜40ドルぐらいずつ。私は記念にと趣味で各国のお金をとっているのでその分が随分かさんでいる。ジンバブエは社会基盤が整っている分、物価は東アフリカ諸国の約2倍。



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