ベツレヘムへ

11/27(土)

 翌日28日の朝5時発で帰国するので、この日の夜は宿をとっていない。つまり、これが最後の朝だ。はやい。レセプションで一人の外人が「今晩一緒に空港に行こう」(イスラエルは入国・出国とも審査が厳しいため、チェックインは早めにされる。そのため早朝離陸の飛行機に乗る場合、前日の夜に空港で待っていた方がいい。しかもバスならかなり安いのに、タクシーは20ドル近くとられる。)と言ってきたが、バスで早めに空港に到着しておきたかったので断った。

 チェックインを済ませて荷物をホステルに預けて、岩のドームへ。2日前に雨に降られて入れなかったモスクだ。エルサレムの象徴である金のドームの中は、本当に大岩を守るような構造になっていた。世界の中心とされている場所だ。靴を脱いで岩を眺めていた。やはり単なる岩だが、「歴史」という飾りが着くと、その魅力と価値は一気に上がる。

 ダマスカス門から旧市街を出て、バスでベツレヘムへ。キリストが生まれた(馬小屋)とされる地だ。バスで新たな日本人Sさんと出会う。ベツレヘムを一緒に廻ることにしたが、何もない、逆に言えばある程度生活感を感じる場所だったので、一人じゃなくてよかった。結局「生誕教会」のみ中に入って、食事してテルアビブに戻った。

 Sさんはテルアビブに一ヶ月ほど住んでいるというので、案内してもらうべく、一緒にテルアビブへ。しかし、5時にはもう薄暗く、テルアビブに到着した6時には夜だった。空港に向かうことにした。さよならイスラエル。 空港は24時間余裕であいている。すぐにでもチェックインしようと思ったら、KLMだけは3時間前からだと言われてしまった。この空港でかなり時間をつぶさなければならない。レストランもあるので、本を読んで時間をつぶす。不思議なことにゲームセンターがあるが、もっと不思議なことにナムコのゲームがおいてある。しかも日本語で「コインを入れてください」と表示されているどころか、遊び方まで日本語で表示されている。笑えた。

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